NPOあつぎみらい21の「かながわ Business Network」 2026年1月号 Vol.181
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NPOあつぎみらい21の「かながわBusiness Network」
2026年1月号 Vol.181
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こんにちは、NPOあつぎみらい21「かながわ Business Network」
編集部です。
2026年最初のメルマガの配信です。遅まきながら「明けまして、おめでとう
ございます。」良い歳となりますように。
さて、今月の内容です。
1.<経営講座> ■【仏陀の教えを企業診断に活かす】
2.<活動報告> ■【令和8年新年のご挨拶】
3.<経営情報> ■【各種セミナー情報】
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1.<経営講座> ■【仏陀の教えを企業診断に活かす】
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1 科学的思考としての仏陀の教え
お釈迦さま(ゴータマ・ブッダ)の教えは、非合理的な迷信や占いを排し、因
果関係に基づく論理的思考、すなわち「縁起」の法則を説いたものである。
「これあればかれあり、これ生ずるゆえにかれ生ず。これなければかれなし、
これ滅するゆえにかれ滅す」(水野弘元訳)という言葉に代表されるように、
現象の相互依存性と因果の連鎖を明確に示している。
仏陀の教えは、単なる宗教的信仰にとどまらず、現代においても応用可能な普
遍的知見を含んでいる。特に「応病与薬(おうびょうよやく)」すなわち、相
手の状態に応じて最も適切な教えを与えるという考え方(対機説法)は、現代
の企業診断における個別対応的な支援の在り方と相通じるものがある。
2 企業診断への適用
仏教の基本教義の一つに「四諦(したい)」がある。これは人間の苦悩とその
克服の道筋を示す四つの真理であり、企業の経営課題に対する診断・改善のプ
ロセスにも応用可能である。
(1)四諦の構成
思うままにならない=苦
• 苦諦(くたい):人生は思い通りにならず、苦しみに満ちているという現実
の認識
• 集諦(じったい):その苦しみには原因があるという理解
• 滅諦(めったい):原因を除けば苦しみは消滅するという理想の提示
• 道諦(どうたい):苦しみを滅するための具体的な実践の道筋
(2)企業診断との対応関係
企業診断は、医学における臨床診断と類似しており、以下のように四諦の構造
と対応させることができる。
四諦 仏教における意味 企業診断における対応
苦諦 苦しみの現実 経営実態の把握(経営環境、業績、組織構造等)
集諦 苦の原因 経営課題の抽出と原因分析(内部要因・外部要因)
滅諦 苦の消滅 理想的な経営状態の明示(あるべき姿の設定)
道諦 解決の道筋 改善策の提示と実行支援(戦略・施策の提案)
このように、仏陀の教えは、企業の現状を的確に把握し、原因を分析し、理想
の状態を描き、そこに至る道筋を示すという、企業診断の基本的な枠組みに通
じている。
3 結語
仏教における「応病与薬」の精神は、企業の個別事情に応じた柔軟かつ的確な
診断と支援を行うという、現代の企業診断士の姿勢と深く共鳴するものであ
る。 仏陀の教えを経営診断の視座に取り入れることにより、より本質的かつ
持続可能な企業支援の在り方が導かれると考えられる。
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都築 治 (一社)日本ミャンマー友好協会専務理事/中小企業診断士
神奈川県非常勤診断指導員、診断士試験実習指導員(26年連続)、
関東学院大学経済学部非常勤講師、JTRO専門家、
厚木商工会議所巡回指導員等を歴任。
Website: https://jmfa-main.com、https://tcm-myanmar.com
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2.<活動報告> ■【令和8年新年のご挨拶】
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▼午年は大きな飛躍、成長の機会です
メールマガジン読者のみなさま、新年明けましておめでとうございます。
いつもメールマガジンをお読みいただきまことにありがとうございます。NPO
あつぎみらい21の会員・編集者とともにいっそう充実した内容でお届けさせて
いただくつもりです。本年も宜しくお願い申し上げます。
今年の干支は「午(うま)」。「午」は力強く駆け抜ける姿から、前進や飛躍
の象徴とされています。私たちも、午年の勢いにあやかり、困難な状況にも果
敢に挑戦し、さらなる成長を目指してまいります。新しい世界は開けそうな
今、新たな挑戦により、みなさんのビジネスを切り開いていきましょう。
昨年は、国内外でさまざまな出来事がありましたが、特に若い世代の活躍が目
立った一年でした。スポーツやビジネスの分野で新たな才能が次々と現れ、日
本社会に新しい風を吹き込んでくれました。NPOあつぎみらい21でも、若い世
代が中心となって地域活動や企業支援に積極的に取り組んでおります。こうし
た若い力が、地域や企業の未来を切り拓く原動力であることを改めて実感して
います。
また、米国の大統領の関税に振り回されましたが年末には落ち着き始めており
ます。国内においては高市早苗氏が女性初の我が国の総理大臣となり、株価は
押し上げられ、円安を加速させましたが、経済界は積極財政を受けてようやく
昨年末には動き始めたようです。日本のコアとなる産業に焦点が当てられてお
り、特定の産業支援が優先されることになりました。一方、消費者物価は値上
がりが激しく、飲食や個人消費を伸び悩ませています。困ったことがあるとき
は成長のチャンスとなります。
一方、情報通信の世界はAIが革新的にビジネスの世界を変えようとしており
ます。AIを活用した新しいビジネスモデルや業務効率化、地域課題の解決に
もより、地域経済や中小企業にも大きなインパクトが出てきています。生成A
Iは経営者や社員の負荷を軽減できるツールに進化してきています。特に若い
経営者を中心として生成AIのChatGPT(若い人の間では愛情を込めて「チャ
ッピー」とも呼ばれています)を使いこなす人が増えてきました。経営方針や
事業計画の作成から、営業活動として市場情報収集整理、法律問題や会計処
理、人事システムの構築など多くの活用分野が既に見られています。もちろん
みなさん有料版を使いセキュリティは担保されており管理系の人手不足と情報
収集に切り札になりつつあります。
中小企業に於いては、全ての業界で人手不足が更に深刻となり、最大の経営課
題となっています。どう人を集めるかも大事なのですが、時間をかけても人の
集まる企業環境を整備していかねば人は集まりません。中小企業でも若い人が
集まり、活躍している企業は数多くあります。これがヒントで、今の状態から
早く脱皮して若返りを図る必要があるのかもしれません。今の50代の人には20
代の人の考え方は理解出来ません。主力を若手にシフトしていくために50~60
代のマネジメントは意識改革をしなければ、経営改革は進んでいきません。成
熟した国内経済社会からは抜け出すためには若い力が必須です。そのために若
い人を活躍させることが成功の鍵となるのではないでしょうか。
日本経済は成熟したという見方もありますが、世界の中での日本の強みは沢山
あります。これから成長出来る産業分野も多くあり、まだビジネスチャンスの
宝庫だと思います。新たなチャンスに挑戦することが、ひいては若い人を集め
ることにもなります。
NPOあつぎみらい21も引き続きみなさまの成長と発展のための支援させていた
だきます。これが県央経済の発展に繋がれば幸いです。
どうぞ引き続きご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
皆さまにとって本年が「飛躍の年」となりますよう、心よりお祈り申し上げま
す。
令和8年 正月
NPOあつぎみらい21 理事長 小泉誠二
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3.<経営情報> ■【各種セミナー情報】
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▼ その他のセミナー・講演情報
厚木商工会議所 セミナー/イベントのお知らせ
http://www.atsugicci.or.jp/category/seminar/
相模原市産業振興財団 セミナー/イベントのお知らせ
http://www.ssz.or.jp/event
川崎市産業振興財団 セミナー/イベントのお知らせ
http://www.kawasaki-net.ne.jp/seminar.html
横浜商工会議所 セミナー・講習会のご案内
http://www.yokohama-cci.or.jp/event/
川崎商工会議所 セミナー・講演会スケジュール
http://www.kawasaki-cci.or.jp/event/index.html
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■ 編集後記
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何と解散・総選挙となりました。中道の新党も誕生とか。さまざまな思惑
が渦巻く目まぐるしい展開ですが、結果はどうなるのでしょう。投票日ま
でにじっくり(というほどの時間もありませんが。)考えて投票すること
しましょう。
では、次回のメルマガもお楽しみに。
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メンバも当然非公開としています。ご安心ください。
発行者:特定非営利活動法人 NPOあつぎみらい21
編集長:脇本 清明(NPOあつぎみらい21事務局長)
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